成年後見制度を考える上で、使われる言葉です。
知的・精神障害を持つお子さんについて、その親御さんが亡くなった後の事を考えるものです。
もう少し厳密にいえば、親御さんが高齢になり、入院や施設入所することで、
ご自身でお子さんの面倒を見られなくなった時の事を考えるものです。
親御さんがお元気なうちに、お子さんについて成年後見制度を開始し、
まずは、親御さんが成年後見人になっておきます。
その後、親御さんがお子さんの面倒を見られなくなってきたら、
成年後見人を辞任し、その後任として、信頼できる親族や司法書士、弁護士などにバトンタッチするものです。
あらかじめ、成年後見制度を利用しておくことで、
親御さんに万が一のことがあった時、それから成年後見制度を始める準備をしなくても、
裁判所に後任者を選んでもらうだけの手続きで済むのです。