取締役任期は通常2年ですが、
株式非公開会社なら定款で規定すれば最長10年とすることが出来ます。
長い方が良いのか短い方が良いのかは、一概には言えません。
長くするメリットは、
①役員が固定化されるので、長期的な会社運営の方針が立てられる
②役員変更登記の回数が少なくて済む(登記費用の節約となる)
長くするデメリットは、
①考え方の合わない取締役をやめさせるには解任することになり、残存期間の役員報酬を請求されるリスクがある
家族経営の会社であれば、長くしておいた方が良いかもしれませんが、
友人・知人同士で始めた会社であれば、短くしておいた方が良いかもしれません。
会社経営においては、方向性の違いなどにより衝突するという話はよく聞きます。
株主総会の決議で、任期を変更することも可能ですので、
会社の形態に合わせて、任期を設定することが望ましいでしょう