成年後見人の仕事には、財産管理と身上監護があります。
身上監護というのは、実際に介護をすることではありません。
病院やケアマネージャーなどと連携をして、
本人にとって適切な介護が行われるように調整していくことが、
身上監護といわれる部分になります。
実際の介護は、ケアマネージャーが作成したプランに基づき、
ヘルパーさんが行います。
また、成年後見人には、医療行為に対する同意権限もありません。
本人が、手術などをするときには、成年後見人ではなく、
本人や家族が同意することになります。
家族が成年後見人であれば、成年後見人としてではなく、
家族として同意することになるのです。